[10日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は10日、ウクライナのクレバ外相と会談し、ロシアによる「恐ろしい攻撃」を受け、米政府のウクライナへの支援を改めて表明した。

ブリンケン長官はツイッターへの投稿で「ウクライナが自国と国民を守ることができるように、われわれは揺るぎない経済および人道的、安全保障上の支援を継続する」と述べた。

また、ロシアによるウクライナへの攻撃は「深い道徳的問題」を提示しており、「国際社会は、プーチン大統領の行動が完全に容認できないことを明確にする責任がある」と指摘。「今こそ、ウクライナへの支持を表明する時であり、棄権したり、なだめたり、中立性を主張して曖昧にしたりする時ではない。国連憲章の基本原則が危機に瀕している」とした。

ウクライナの首都キーウやリビウなど複数の都市は10日朝、ロシアのミサイル攻撃を受け、建物などが損壊し民間人の死傷者が出た。クリミア半島とロシア本土とを結ぶクリミア大橋で8日起きた爆発の報復との見方が出ている。