[東京 7日 ロイター] - 鈴木俊一金融相は7日、記者団に対し、SMBC日興証券に対し3カ月の一部業務停止などの行政処分が出たことを受けて「大手証券で不公正な取引やグループ内で顧客情報の不適切な授受が行われていたことは大変遺憾」と述べた。経営責任の具体的な内容については「本件を重く受け止め、SMBC日興証券が主体的に検討するべきもの」と語った。

SMBC日興に対しては「こうした事態が2度と発生することがないよう、抜本的な改善対応に取り組んでほしい」と求めた。また、相場操縦を踏まえて経営責任の明確化を求めたことについて「今回の事案の根本原因や経営上の責任を明らかにし、それを踏まえて適切な対応を講じてもらう必要がある」とした。