【塩野誠】SDGs「後進国」日本。「先進国」から何を学ぶべきか
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フィンランドも全くもって天国ではありませんが、衰退途上国の日本が成熟した中小国から学べることがあると考えます。
フィンランドやスウェーデンのような北欧諸国は「アジェンダ設定→ルールーメイキング→ビジネスモデル化→ソフトウエア実装」によって生き残ろうとしているように見えます。
日本企業もSDGsに対応しなければ、ではなく事業機会として捉えるのが良いですね。
注目のコメント
2015年9月、国連加盟国によって採択された「SDGs」。いま、SDGsはどうなっていて、どれくらい進んでいるのか。そもそも良いのか、悪いのか。こちらの記事でその現在地を探りながら、日本の状況を識者にズバッと採点してもらいました。
https://newspicks.com/news/7652124
さて、そこでは進捗状況を示している「SDGsスコア」を手がかりに議論してもらいましたが、ここで気になるのはフィンランド・デンマーク・スウェーデン・ノルウェーなど、北欧の国々が軒並みトップを独占していること。
なぜ、北欧の国々はSDGsに対して、コミットメントが高いのか。そういえば幸福度も高いけれど、それとも関係があるのか。そんな疑問を、フィンランドに在住した経験ももつ、NewsPicksでもお馴染みのIGPI(経営共創基盤)の塩野誠さんに聞きました。
また、そんなSDGsに対して事業のメインドメインに据えて、ビジネスを進めている企業の取り組みもご紹介していますので、ぜひご一読ください。
docomo business
https://newspicks.com/live-movie/2335
日立ハイテク
https://newspicks.com/news/7594978
オークネット
https://newspicks.com/news/7543022忘れ去られること=死を認識しているから国際社会でプレゼンスを築くべくアジェンダセッティングやルールメイキングを率先してやっている、というのは非常におもしろいインサイトですよね。
こんなことを聞くと、ついつい一種の「ホラーストーリー」に駆り立てられて渋々やっているのか?と思いきや、フィンランドに限らずSDGs、ジェンダーギャップ、幸福度、デジタル化等々挙げればキリがないほど必ずランキングで上位を占める北欧の国々からはそういった悲壮感めいた雰囲気は感じられません。
シンガポールとはまた違ったシステムで成功した国として取り上げられる北欧の諸施策について、小国ゆえに日本には適用できないといった言説が多いんですが、個人的には本当にそうかな??と思っていまして、かなりコピーできるのではと考えています。
税金やら社会保険料やらで給料の半分以上持っていかれる北欧の話を聞くと、おいおいと感じるのは日本人的な感覚で教育費や医療費が無料なので「いざ」というときの心配や貯金をする必要がないわけです。
将来の「不安」がまったくない(と言ったら言い過ぎですが)というのは、単純に「幸せ」に直結します。将来の不安を感じる日本のZ世代に不安の正体を聞くと、やはりお金の心配なんですね。
私もフィンランドを含めた北欧の幸福度が高い要因については、現地へ直接行って肌で感じてきたいと思っています♪