[ジャカルタ 6日 ロイター] - インドネシア東ジャワ州マランのサッカー場での暴動後に少なくとも131人が死亡した問題を巡り、警察トップは6日、警察官や試合の主催責任者など6人を刑事訴追する考えを明らかにした。捜査は続いており、訴追対象は今後広がる可能性があるという。

1日夜の試合では地元チーム敗北に激高した観客がフィールドに乱入し暴動が発生。警察が催涙ガスを発射し、逃げようとした何百人もが出口に殺到して圧死ないし窒息死した。幾つかの扉が閉鎖されていたことも世界最大級のスポーツ施設事故の1つにつながったとみられている。

今回警察トップが訴追の意向を表明したのは催涙ガスを使用した警察官3人や試合主催委員会の責任者、地元チーム警備責任者など。容疑は業務上過失致死で、有罪判決を受ければ最大禁錮5年の刑が科される。