[東京 6日 ロイター] - 磯崎仁彦官房副長官は6日午後の会見で、ミャンマーで逮捕され、禁固刑の判決が出た

日本人のドキュメンタリー映像作家、久保田徹氏の早期解放を引き続き求めていくとの見解を示した。

ミャンマーの軍事法廷は5日、久保田氏に対してインターネットなどの電子通信に関する罪で禁錮7年、扇動罪で同3年の判決を言い渡した。磯崎副長官は「政府としてミャンマー当局に対し、久保田氏の早期解放を引き続き求めていく」と述べた。

さらに「邦人保護の観点から領事面会や、家族への連絡等の支援をこれまでもやっており、今後ともできる限りの支援をしていきたい」と語った。久保田氏の健康状態については、5日に弁護士が面会し「健康状態に特に問題はないと承知している」と説明した。

一方、磯崎副長官は北朝鮮が核実験を含むさらなる挑発行為に出る可能性があるとの見解をあらためて表明した。

磯崎副長官は、北朝鮮の軍事行動については「必要な情報収集、分析を行ってきている」としたが、それ以上の詳細な説明は控えると述べた。

この点に関連し、自民党の茂木敏充幹事長は同日の派閥会合で、今月16日に開幕する中国共産党大会の後に北朝鮮が核実験を行うのではないかとの見解を示していた。