[ベンガルール 6日 ロイター] - S&Pグローバルが発表した9月のインドのサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は54.3と、前月の57.2から低下した。市場予想の57.0も大幅に下回り、6カ月ぶりの低水準となった。高インフレで需要が急速に鈍化した。

景況の拡大と縮小の分かれ目である50は14カ月連続で上回った。これは2016年10月以降で最長の拡大期間だ。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミクス・アソシエート・ディレクター、ポリアンナ・デリマ氏は、成長の勢いが一部で削がれているものの、引き続き力強いパフォーマンスを示していると指摘した。

需要を測る新規ビジネス指数は3月以来の低水準に急低下したものの、14カ月連続で50を上回った。企業が19カ月連続で価格を引き上げた。

外需を測る指数は依然50割れが続いているが、1月以来の高水準となった。

雇用指数は4カ月連続で50を上回ったものの、8月からは低下した。

明るい材料は楽観度を測る将来活動指数だ。約8年ぶりの高水準となり、先行きに期待が高まっている。

製造部門と合わせた総合PMI生産指数は55.1と、8月の58.2から低下した。