[ワガドゥグ 2日 ロイター] - 西アフリカ・ブルキナファソで9月30日にクーデターが発生し、軍の指導者と称するイブラヒム・トラオレ大尉は、さらなる暴力を避けるためダミバ大統領が提示した条件付き辞任を受け入れた。宗教指導者らが2日に明らかにした。

トラオレ大尉は、ダミバ氏の安全と同氏を支持する兵士の安全の保証、2024年7月までの立憲統治への復帰計画の順守を含む7つの条件に同意したという。

また別の声明によると、数週間以内に文民または軍の暫定大統領が指名されるまでは同大尉が大統領の代わりを務める。

ダミバ氏からのコメントは得られていない。近親者がロイターに語ったところによると、同氏は2日に出国した。

トラオレ大尉が先に語ったところによると、クーデターに伴う戦闘やフランス大使館への抗議活動で混乱した秩序は回復されつつある。

軍内部では分裂が起きており、かつての宗主国フランスの影響力が弱まる中、多くの兵士はロシアの支援を求めているようだ。

フランス大使館前に集まった、クーデターを支持するデモの参加者は「われわれはロシアとの協力を求めている。ダミバとフランスの追放が必要だ」と語った。