円安で縮む日本 ドル建てGDP、30年ぶり4兆ドル割れ
日本経済新聞
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「iPhone最安国」、さらには「iPhoneが平均月収の6割」等の報道を目の当たりにすると、問題の所在は円安だけではなく、その背景にある「安い日本」にあるように思えてきます。
現在のドル円の状況は、日米金利差等を主因とするドル高の性格が強い一方、国や産業界では狭義の円安により目を向け危機感を高めることが必要だと思います。より深刻なのは、背景に経常赤字に陥ってしまう産業構造・エネルギー政策・規制動向や“ワニの口が開いたまま”の財政赤字、コロナ前GDP水準回復や金融緩和縮小でも欧米比で出遅れといった日本の国力への評価があるということ。通貨への信認や国際競争力・国際的地位を高めていくという本質的なアクションとその基となる国と企業のグランドデザインが求められていると思います。金融緩和をいくらやっても成長には繋がらずドル建てで見たGDPは減るばかり。少し前までは誰も予想していなかったドイツとの逆転が今年にも起きてしまいそう。インドに抜かれるのも時間の問題だし、10年後・20年後にどこまで順位を下げるのか
通貨の強さは中長期的な国の強さです。金融緩和と財政支出の拡大という円安を伴うのが当然のカンフル剤に頼って日本経済の本質的な成長力を高める政策を蔑ろにして来たのですから、寂しいけれど致し方ないところでしょう。染み付いたカンフル剤から抜け出そうとする様子は見られず、ますます依存を強めているところが日本の未来のために心配です (・・;