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記事にある「温度差」どころか明らかに習近平氏はプーチン氏との距離を置いています。プーチン氏から中ロ関係は「唯一不変」と秋波を送っているのにもかかわらず、冷たいそぶり。2月4日の首脳会談時のように「両国の協力に禁じられた分野はない」と言及したのとは大きく異なります。このあたりの中ロ関係の変遷や背景については、21日発売の「ウクライナ戦争と米中対立 帝国主義に逆襲される世界」(幻冬舎新書)の中で、小泉悠・東京大学専任講師とがっつり対談しております。
結局、プーチンは常に自分で墓穴を掘っているだけのような気がする。実は全体が一番見えていないのはプーチンなんじゃないだろうか。
中国はロシアに距離を置いているとしても、最終的には中国はロシアとの関係を維持するしかない。ロシアに民主政権など誕生したら、中国にとって悪夢だ。冷静時代の米ソ対立は、西側と東側の対立だった。ソ連はイデオロギーを重視したことから、仲間は少なかった。しかし、米中対立は西側と「西側ではないもの」の対立構造の色彩が強まっている。イデオロギーもないことから、西側でないものの対象や範囲は幅広い。この西側でないものの中心に中国がいるが、中国にとってロシアは唯一無二というより、そういう西側でないものグループの一つの有力な国だ。中国は、こういう関係性を使うことは、得意だろう。中国がロシアを見捨てたということではない。中国は西側でないものを、少しづつ育てあげているのだろう。
現実的な外交路線を歩んでいると思われます。