[15日 ロイター] - 米配車大手ウーバー・テクノロジーズ は15日、サイバーセキュリティーに関連する事案を調査していると発表した。一部報道によると、同社のネットワークが不正に侵入され、複数の社内コミュニケーションやエンジニアリングシステムの停止を余儀なくされた、という。

ニューヨーク・タイムズ紙がウーバーの広報担当者の話として伝えたところによると、ハッカーがある従業員のメッセージングアプリ「スラック」に侵入。それを使ってウーバーの他の従業員らに対して、同社がデータ漏えいの被害に遭ったことを通知するメッセージを送信した。

同紙によると、ハッカーはその後、他の社内システムにもアクセスし、従業員向けの社内情報ページに画像をアップするなどしたもよう。

ウーバーは「当社は法執行機関と連絡を取っており、追加の情報があればここに掲載する」とツイートした。詳細は明らかにしなかった。

同紙は2人の従業員の話として、従業員がハッカーからのメッセージを受け取った後、ウーバーはスラックをオフラインにしたと報じた。