[15日 ロイター] - 男子テニスで元世界ランキング1位のロジャー・フェデラー(41、スイス)は15日、ロンドンで23─25日に開かれるレーバー・カップを最後に現役を引退すると表明した。四大大会20勝の偉業を成し遂げたレジェンドの主な経歴は以下の通り。

2001年:ウィンブルドン選手権でピート・サンプラス(米国)氏の31連勝を4回戦で止め、一躍脚光を浴びる。

02年:スイス人として1988年のヤコブ・ラセク氏以来初めて年間世界ランキングのトップ10入りとATPファイナル出場を果たす。

03年:ウィンブルドン初制覇。

04年:全豪、ウィンブルドン、全米を制し、1988年のマッツ・ビランデル(スウェーデン)氏以来となる四大大会のシーズン3大会制覇。

05年:ウィンブルドンと全米の連覇達成。

06年:四大大会全てで決勝進出。全豪、ウィンブルドン、全米を制覇し、シーズン12タイトル獲得、92勝5敗の戦績で3年連続の年間世界ランキング1位。

07年:史上初めて2年連続の四大大会全ての決勝に進出。全豪、ウィンブルドン、全米を制覇。

08年:病気とけがに悩まされたシーズンだったが、全米制覇で6年連続の四大大会優勝。北京五輪では男子ダブルスで金メダル獲得。

09年:キャリア唯一となる全仏優勝。ウィンブルドンでサンプラス氏の記録を抜く、四大大会通算15勝。

10年:全豪で4度目の優勝。

12年: ウィンブルドンで史上最多17回目の四大大会優勝。ロンドン五輪ではアンディ・マリー(英国)に敗れて銀メダル。

13年:腰痛に悩まされ、2017年まで四大大会優勝から遠ざかる。

17年:全豪で6カ月間の負傷離脱から復帰して優勝。35歳でのグランドスラム優勝はオープン化以降では37歳のケン・ローズウォール(オーストラリア)氏に次ぐ年長記録。ウィンブルドンでは男子史上初となる8回目の優勝。

18年: 全豪で6度目の優勝を果たし、マーガレット・コート(オーストラリア)、シュテフィ・グラフ(ドイツ)、セリーナ・ウィリアムズ(米国)に続く4人目の四大大会20勝。

22年:現役引退を表明。