[パリ 15日 ロイター] - 仏高級ブランドグループのLVMHは、店舗の照明を夜間に消す取り組みを開始する。省エネルギー対策として、まず10月からフランス国内店舗で実施し、海外でも順次導入する計画だとしている。

企業が気候変動への取り組み強化を求められる中、フランスでは最近、夜間に店舗の照明を点けている企業に多くの批判が寄せられている。

LVMHは国内で522の店舗と110の生産拠点を持つ。15日の発表によると、店舗は午後10時から午前7時まで照明を落とし、オフィスは午後9時に消灯する。工場の温度設定を冬季は1度下げ、夏季は1度上げる。これらの措置により、エネルギー使用を10%減らせる見込みという。