「なまり矯正」アプリはイノベーションか、標準化差別か
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うまく言葉が通じないもどかしさは、海外に行ったことがある人を含めて多くの人が感じたことがあると思います。その課題を解決しようとしてるだけとも見えるのですが、これが白人英語に近いアクセントになるのではなく、別の言語に変換されればこういった議論は生まれないのでしょうか。
技術的な類似性はわからないのですが、いつかほんやくコンニャクが生まれる過程だと思っています。「発音を正す」というのは英語ではよく分かりませんが、少なくとも日本語ではその認識自体が誤ったものと言えます。
一般的に「正しい日本語の発音」とされるものは東京を基準にしたもの。
私の三重では三重弁が正しい発音であり名古屋なら名古屋弁、同じ愛知でも三河地方なら三河弁がその地域の正しい発音です。
これが青森の津軽弁や沖縄のうちなーぐちになれば、同じ日本人でも在住歴が5〜10年なければ理解できる人はいません。
ここで「お前何言ってるのか分からんから俺の分かる言語(東京弁)だけ使って話せ」というのは乱暴すぎであり、その人の地方の文化を破壊する行為です。
それこそロシアが今ウクライナに対してやっている文化の破壊、ホロコーストと同義ではないでしょうか。
その地方・国の言語とはその土地の文化を如実に表したものです。
日本語に多い修飾語は英語にはあまり見られない表現です。
これを英語圏の人が日本語を使う日本人に対して「なんだよそれ、変な表現方法だな」と馬鹿にしたら喧嘩のタネになります。
そういう違いを相手に矯正させるのではなく自分が理解しようとするのが相互理解、ダイバーシティなんじゃないですかね。