[6日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)交換業で世界最大手のバイナンスは5日、ユーザーの「USDコイン」など主要ステーブルコインの残高と新規預金を、9月29日からバイナンスのステーブルコインである「バイナンスUSD」に自動的に転換すると発表した。

流動性とユーザーの資本効率を高めるのが狙いで、転換対象となるのは「USDコイン」、「パックスドル」、「トゥルーUSD」の3種類のステーブルコイン。

バイナンスはこの3種類のステーブルコインを含むスポット取引を停止するが、ユーザーは引き続きこうしたステーブルコインで資金の引き出しが可能だという。

仮想通貨情報サイトのコインゲッコーによると、米サークルが発行するUSDコインは市場評価額が518億ドルで、世界第2位のステーブルコイン。バイナンスUSDの市場評価額は約194億ドル。