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消えた「国家安全保障会議」 ――日本の安全保障体制を崩壊させる岸田首相|山口敬之【WEB連載第15回】 ナンシー・ペロシの訪台に激怒した中国は8月4日、いっぺんに11発もの弾道ミサイルを日本の周辺海域に着弾させた。このうち5発は与那国島の西側上空を飛び越えて日本のEEZ内に着弾。ところが、岸田首相はこの中国による露骨な恫喝に対して、国家安全保障会議を開催しなかった――。

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    拓殖大学大学院 客員教授

    たしかに、岸田政権になって、軍事問題、北朝鮮問題に関する言及が急減している。やはり国家安保会議開催も遅ればせになっていたか。防衛力を差し置いて外交力を過信する宏池会の伝統ゆえかな。


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