[ベンガルール 1日 ロイター] - S&Pグローバルが1日発表した8月のインド製造業購買担当者景気指数(PMI)は56.2と、好不況の分かれ目となる50を14カ月連続で上回った。

需要の改善と投入コストの上昇緩和で生産が拡大し、企業信頼感が上向いた。

前月は56.4だった。8月のPMIは昨年11月以降で2番目の高水準。ロイターがまとめた市場予想の55.0を上回った。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミクスアソシエートディレクター、ポリアンナ・デリマ氏は「コモディティー価格からの圧力緩和を背景に投入コスト上昇率が4カ月連続で鈍化し、1年ぶりの低水準となった。これが力強いパフォーマンスを補完した」と述べた。

新規受注指数は9カ月ぶりの高水準。生産拡大ペースは昨年11月以降で最高。

外需は前月比で大幅に増加した。3月以降、増加が続いている。

企業の見通しを示す指数は2016年8月以来の高水準。販売予測が好調だった。同氏は「8月はインフレに対する懸念が完全に払拭されたようだ」と述べた。

新規雇用は引き続き低迷した。