[フランクフルト 19日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が19日発表した6月のユーロ圏経常収支(調整後)は42億4000万ユーロの黒字と、前月の赤字から小幅な黒字に転換した。

サービス収支と第一次所得収支が改善した。

ユーロ圏の経常収支は好調な輸出を背景に過去10年間、大幅な黒字を計上していたが、最近はロシアのウクライナ侵攻で天然ガスや金属などの輸入価格が値上がりし、赤字に転落していた。

前月は69億3000万ユーロの赤字。前年同月は277億ユーロの黒字だった。

6月までの1年間の経常黒字は域内総生産(GDP)比0.9%で、前年の3.1%から縮小した。