[北京 18日 ロイター] - 中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)は18日、金融リスクを軽減するため国内の中小金融機関の改革を推進する方針を示した。

主要分野におけるリスクの予防と抑制を強化し、複数の経路を通じて中小銀行の資本補填を支援するとした。

中小銀行にリスク管理と内部統制の強化を促す方針も示した。

銀保監会は先月、中国の景気低迷の影響が国内金融部門に徐々に反映されていくとの見方を示し、不良資産に対し十分な引当金を計上するとともにリスクを慎重に分類するよう促した。

また複数の関係者によると、銀保監会は一部の国内・外国金融機関の不動産業界向け融資の内容を調査している。不動産業界の債務危機が深刻化する中、業界向け融資のシステミックリスクを評価するのが目的という。