[18日 ロイター] - 米高級ブランドのタペストリー(旧コーチ)と高級化粧品メーカーのエスティ・ローダーが18日発表した通期の利益見通しは、いずれも市場予想を下回った。事業比率の大きい中国で新型コロナウイルス感染拡大阻止のためのロックダウン(都市封鎖)が行われ、消費が低迷していることが理由だ。

アナリストによると、タペストリーは中国が全売上高の約20%、エスティ・ローダーは3分の1以上を占める。

タペストリーが示した今年の1株利益見通しは3.80─3.90ドルで、リフィニティブのIBESデータに基づくアナリスト予想の3.91ドルに届かなかった。

エスティ・ローダーは今年の調整後1株利益伸び率が5─7%になると想定。市場予想は10.5%だった。