ソニーG、学生に採用試験の評価項目公開
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これは、公共性や公平さ、透明性を重視する、いわゆるZ世代向けのマーケティング・ブランディングも兼ねてると思います。
今は試験で落とした若者が、消費者だけではなく発信者にもなります。
われわれパン屋の業界に人が集まらなくなったのも、ブラックな業界のイメージがあると思いますが、そのブラックさは長時間労働や安月給というだけではなく、何より「不公平」で「不平等」で「不透明」だからかも知れませんね。
実際に、私の修業時代も何より不透明でした。
30代の前半で独立できるレベルで一人前になれたのは、幸運な事だったと今でも思います。
注目のコメント
採用試験の評価項目を公開することはどういうことを起こすでしょうか。
まず、何をされるか分からないという安心感から確かに応募数が増えるかもしれませんね。でももっと大切なことは「傾向と対策」という仕事にも役立つ基礎スキルが面接の段階で明らかになるということです。
コンサルの採用面接ではケース面接が行われることはよく知られています。そこでは対策をしたかは明確に差としてあらわれます。「それではポテンシャルは測りづらいのではないのか?」と先輩に聞いたことがあります。「色々とコンサルタントに必要とされる素養はあるので対策をしていないだけで落とすべきではないが、調べれば分かることを調べて学べない人はコンサルに向いていないとも言えるよね」と。そういう考え方もある、ということです。いい流れだと捉えます。
評価基準が分からずに疑心暗鬼を生み出していました。基準の公開は対策される可能性を高めますが、基準を示すことで双方のやりとりを省エネ化することが可能ですし、マッチングの精度が高まります。
双方が猫をかぶって騙し合う状態よりは健全です。