[上海 12日 ロイター] - 中国のサイバー規制当局、国家インターネット情報弁公室(CAC)は12日、テンセント・ホールディングスやアリババ・グループなどのハイテク大手がアプリで使用されているアルゴリズムの詳細を開示したと発表した。

当局はプラットフォームアルゴリズムの監視を強化。国営メディアはインターネットプラットフォームがアルゴリズムを使ってユーザーのプライバシーを侵害し、ユーザーの選択に影響を与えていると非難していた。

CACはアリババの「タオバオ(淘宝)」、テンセントの「微信(ウィーチャット)」など、中国で最も人気のあるアプリで使われている30のアルゴリズムのリストを公開し、その用途について簡単に説明した上で分類番号を付与した。

このリストは、中国が今年3月にアルゴリズム推薦サービスに関する新たな規制を制定し、アプリで使用している企業に公表を義務付ける制度を開始して以来、初めて公表された。