[ワシントン 12日 ロイター] - 米国は12日、国家安全保障に不可欠と見なされる先端半導体やガスタービンエンジンの生産を支える技術について、輸出規制を強化すると発表した。

商務省によると、新たな規制の対象となる「新興・基盤技術」には酸化ガリウムとダイヤモンドが含まれ、「これら原材料を利用したデバイスの軍事への転用の可能性は著しく高まる」という。

エステベス商務次官は「半導体やエンジンなどの技術をより速く、より効率的に、そしてより長期的、より過酷な条件下で稼働させる技術の進歩は、商業的にも軍事的にも大きな変化をもたらす」と指摘。「利益だけでなくリスクを認識し、国際的なパートナーと連携して行動することによって、われわれが共有する安全保障の目標は確実に達成される」と述べた。