[11日 ロイター] - 米ツイッターは11日、11月8日に行われる米中間選挙を前に、偽情報や誤解を招く投稿を排除するために2018年に導入した措置を適用すると発表した。

選挙結果に関する虚偽の情報を含め、投票意欲を失わせたり、選挙に対する国民の信頼を損ねたりすることを意図した投稿を対象にラベル付けや削除を行う。

ツイッターは、予備選や投票プロセスについて「信頼できるリソースを高める」ため、ここ数カ月で多くの措置を講じてきたと述べた。

専門家らは今年の中間選挙について、2020年大統領選の結果を疑問視する候補者らが出馬するほか、連邦捜査局(FBI)によるトランプ前大統領宅の捜索を受けて分断を招く投稿が広がっていることから、偽情報対策がより大きな課題になるとしている。

ツイッターは、刷新したラベルの試験を実施したところ、誤解を招くコンテンツのリツイート(転載)や「いいね」、返答が減ったと明らかにした。

ただ人権団体などは、虚偽や誤解を招く投稿の削除により重点を置くべきなどとしており、同社の対策では不十分と指摘している。

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