[モスクワ 9日 ロイター] - ロシアが2014年に編入したウクライナ南部クリミア半島ノボフェドロフカ付近の軍用飛行場で9日、爆発があり、地元当局によると1人が死亡した。ロシア政府は保管していた弾薬が爆発したと説明し、攻撃の結果ではないとした。

目撃者によると、現地時間午後3時20分ごろにサキ軍用飛行場の方向から少なくとも12回の爆音がした。ソーシャルメディアには海岸から撮影した動画が多数投稿され、大きな煙が立ち上っている様子が映っている。

ロシア国防省は「複数の航空弾薬庫で爆発があった」と発表。当初は負傷者はいないと述べ、攻撃ではなく航空設備も損傷していないとした。

ロシアの通信社によると、同省筋は防火対策の不備が爆発の唯一の原因と考えられていると述べた。

クリミアの保健当局は民間人1人が死亡し、8人が負傷したと発表した。

ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問はオンラインテレビで、ウクライナが爆発に関与したのかと問われ、「もちろん関与していない」と答えた。