[パリ 9日 ロイター] - フランス農業省は9日、2022年の同国のワイン生産量は4260万─4560万ヘクトリットルとなり、霜による被害が出た前年から13─21%増加するとの見通しを示した。一方、深刻な干ばつが生産量を抑制する可能性があるともした。

ヘクトリットルは100リットルで、標準的なワインボトル133本分に相当する。

22年の予想生産量は、5年平均と同等─7%上回る水準。

同省は、霜やひょうの影響を受けた南西部の一部を除き、ほとんどの地域で昨年よりも好条件の天候に恵まれたと指摘した。

「このような状況の中、シャラントを除く全てのワイン産地で、生産量は昨年より増加傾向にある」と報告。「ただし、熱波と干ばつが収穫期まで続くと、増加が抑制される可能性がある」とした。