米セールスフォースの中国部門、解散の可能性 アリババクラウドが引き継ぎか
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中国の個人情報保護法規制の関連もあり、CRM活用はなかなか難しい課題。(出来ないわけではない)
企業に所属する個人がWechatやフリーメールでコンタクトしてくることも多く、なかなか企業メールアドレスとの紐付けなども難しい。
詳しくは下記だが、個人情報保護法規制の観点からサーバーは中国国内設置必須、そして、政府によるアクセス(ガバメントアクセス)も容認することとなる。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000783869.pdf
注目のコメント
中国で外国のソフトウェア企業が事業展開することは、
・独自のデータ規制などもあり、容易ではないのか
・それとも単に米国流の営業支援の方法が中国では通用しないのか
など、原因が気になります。セールスフォース社は、2004年に中国に進出し、2011年中国からの一時撤退を経て、2019年アリババ社と提携して中国再進出した経緯がありました。
今回の解散は大きく下記の要因が考えられます。
●市場環境の認識が不足
中国3700万企業の中で、CRMを活用しているのは11%しかなく、アメリカの約70%より大きく劣っている。
企業のSaaSへの投資比率が低く、セールスフォースはサービス内容と価格設定が市場ニーズと大きくずれている。
●アリババとの提携は挫折
アリババクラウドを活用して市場拡大の構想を描いていたが、アリババとの提携は期待したほど進んでいない。(アリババ自身はあまり余裕がないこともあったが。。)
ローカライズを試みたが、結局うまい形に落とし込めていない。
●中国国内ベンダーの躍進
近年、中国国内の産業用ソフトベンダーが躍進し、モバイルデバイスベースのCRMソフトも開発された。
国内APPとの連携もでき、ライトで利用できることもあり、価格はセールスフォースの数分の一ほど。
価格が高く、システムが重いセールスフォースを選ぶ理由はそもそもない。
いずれ撤退するかと思いました。