[5日 ロイター] - モスクワ取引所は5日、対ロシア制裁を実施していない「友好国」の投資家に8日から株式取引を許可するとの約束を果たすことができないと発表した。

取引所は先月、友好国の非居住者に対し、8日から株式とデリバティブ(金融派生商品)市場での取引を許可する方針を示していた。

しかしこの日の発表で、対ロシア制裁を科している「非友好国」の投資家がロシアの主要エネルギー事業や銀行などの株式を売却することを年末まで禁止する同日付の大統領令を引用し、株式市場へのアクセスに関してさらなる準備期間が必要だと述べた。

一方、デリバティブについては友好国の非居住者は8日から取引可能になるとした。