中国、台湾本島攻撃をシミュレーション 台湾国防部
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台湾海峡が臨戦体制にあった50〜60年代であれば即衝突に繋がっていたでしょうが、台湾側は「不升高衝突、不引發爭端」(衝突に発展させず、戦端を開かない)として自重した動きをとっており、また今回の演習は中国側の国内事情の一面もあり、即衝突に繋がることはないでしょう。
ただ「軟土深掘」という言葉の通り、これが既成事実化されていくと、事実上の停戦ラインだった台湾海峡上の中間線は無実化され、人民解放軍の活動範囲が更に台湾側に広がることが懸念されます。
注目のコメント
今回の中国の演習のほとんどが台湾侵攻に関する内部文書通りに実施されています。演習が成否によっては中国側が自信を深め併合に向けたスケジュールを前倒しにする可能性かあります。一方、台湾を始め日米両国は今回の演習を研究して対策を練り直すことが求められます。私にとっては中国軍の動向よりも日本の世論やメディアの無関心さが最も想定外でした。
インテリジェンスに関わることだから、詳細はわからないが、おそらく、台湾政府は、中国の軍事演習中の配置の仕方、中国軍内部の通信内容を分析して中国がシミュレーションをやっていることを突き止めたのだろう。中国は本気で台湾侵攻の訓練をしていると台湾に解釈してもらうため、あの手この手で内部のやりとりの情報漏れをしていることだろう。アメリカの反応に注目しよう。
ミサイルの着弾区域を見ても、台北を想定した距離に設定してあるし、台湾本島の東側の地点は台湾を横断する形で攻撃することが可能であり、東から台湾を支援する米軍の艦船も攻撃出来るというアピール。