[ワシントン 5日 ロイター] - 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は5日、ペロシ下院議長の台湾訪問について、米政府が修正すべきことは何もないと述べた。

カービー氏は記者団に対し、中国との緊張が直ちに緩和することを望んでいるとしながらも、中国が米国との対話ルートの一部を閉ざしたことは無責任だと述べた。

その上で、米中間の対話ルートは誤解と誤認を避けるために重要と指摘。米中の軍高官の間の全ての対話ルートは遮断されていないと述べた。

米国防総省は、中国が過剰反応しており、それが現在最も必要とされる国防面での関与を著しく制限しているとし、米国は中国との危機対応コミュニケーションメカニズムの構築に前向きという認識を示した。

中国はペロシ氏の訪台に反発し、米国は過ちを正すべきとしている。