[パリ 3日 ロイター] - S&Pグローバルが3日発表した7月のフランスのサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は53.2と、前月の53.9から低下した。

速報値の52.1からは上方修正された。ただ目先、インフレ圧力が経済の重しとなる可能性が高い。

サービス業と製造業を合わせた総合PMI改定値は51.7と、前月の52.5から低下。速報値は50.6だった。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのシニアエコノミスト、ジョー・ヘイズ氏は「フランス経済の見通しは過去1週間で一段と悪化した。欧州のエネルギー供給危機のリスクが高まっている。金利上昇と根強い高インフレもあり、フランス経済が現在の下降基調から抜け出すとは想定しにくい」と述べた。