[東京 2日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループは2日、米国子会社を通じて保有するMUFGユニオンバンクの譲渡に伴い、今中間期に累計で約6300億円の損失が反映される予定だと発表した。

すでに第1四半期決算に、米子会社が計上した評価損失2712億円分を反映しているが、3月以降の金利上昇による評価損拡大で、米子会社が3600億円の追加損失を計上する見込みだという。

ただ、売却に伴う特別利益として約4400億円が計上されるほか、戻し入れとならない評価損についてもヘッジ取引を行っており、同社の通期純利益への影響は2000億円程度の損失となる見込みだという。

MUFGは昨年9月、米ユニオンバンクをUSバンコープに売却すると発表していた。