サワイ、肝炎治療アプリ販売権 CureAppに最大105億円
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第二段階の治験?では何を効果判定の項目においたか気になりますね。エコー検査やCTなどの画像検査なんでしょうか?
NASHは肝生検といって、針を肝臓に刺して、肝臓の一部を取ってきて顕微鏡で診断する必要があると思うのですが、結構大変な検査です。治験のデザインが気になります。サワイグループホールディングスがスタートアップのCureAppと非アルコール性脂肪肝炎において治療アプリ(DTx)の独占的開発権・販売権を獲得したようです。
サワイグループHD発表:https://www.sawaigroup.holdings/release/detail/24
非アルコール性脂肪肝炎は主に肥満を背景に発症し、将来的に肝硬変や肝癌に進化する可能性があるそうです。現在のところ確立された薬物治療がなく、体重現象や食事・運動療法など日常生活の改善しかないため、アプリ上での治療(DTx)が期待されているみたいです。
ちなみにCureAppは22/5月時点での評価額は400億円を超えていますね
https://initial.inc/companies/A-16412
【最先端】病気を「スマホ」で治療する時代がきた(CureAppについてのNPオリジナル記事)
https://newspicks.com/news/7259978/CureAppの大きな特徴は、治験を行いながらアプリ開発を進めているところです。他社のアプリは、治験などは挟まずに、そのままリリースしています。
今回、サワイと提携して、第3相試験へ移行するとのことですが、ここでの大きなポイントは認知行動療法に基づいた生活習慣の改善というところにあると考えています。
もし、このアプリを通して、認知行動療法で生活習慣が改善されたことがわかれば、それはすなわち慢性疾患(糖尿病、高血圧など)にも活かせることに繋がり、
一気に、覇権を握ることも可能になります。その辺を考えているかはわかりませんが、既に高血圧のアプリは厚労省の認可も取り付けているようですので、強かな戦略性も伺えます。