(英文の訂正により、本文3段落目の「キーウ北東約120キロのチェルニヒウ市」を「キーウ北東のチェルニヒウ地域」に訂正しました。併せてその後の「同市」も「同地域」に訂正します。)

[キーウ(キエフ)29日 ロイター] - ウクライナは、ロシアが支配する南部で反撃を強化している。一方、ロシアはキーウ(キエフ)近郊を数週間ぶりにミサイルで攻撃した。

キーウ州のクレバ知事はテレグラムで、28日に首都の外れにあるヴィーシュホロド地区の軍事施設がミサイル攻撃を受け、15人が負傷したと発表した。

キーウ北東のチェルニヒウ地域(訂正)にもロシアのミサイルが10発以上着弾。キーウと同様、同地域(訂正)もここ数週間は攻撃を受けてなかった。

南部では、ウクライナがヘルソンとその近郊にあるロシアの拠点5カ所を空爆したと発表。英情報機関によると、ヘルソン地域ではロシア軍が補給路を断たれ孤立化し始めている。

ウクライナによると、ここ数週間で地域の北端にあるいくつかの小さな集落を奪還した。

ロシア国防省は、地域の北方でウクライナ軍を空爆し、過去24時間に130人以上の兵士を殺害したと発表した。現地のロシア側当局者は戦況について欧米やウクライナの評価を否定している。

ロイターは独自に戦況を確認できていない。

また、国連のグリフィス事務次長(人道問題担当)兼緊急援助調整官は28日、ウクライナの黒海沿岸の港から29日にも穀物輸出が再開されると期待していると述べた。ただ、船舶の安全な航行に向けた「重要な」取り組みはまだ作業中とした。

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