DXレポート生みの親が語る。「IT人材がいない」は本当か?
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おそらく多くの方が一度は聞いたことがある「2025年の崖」問題。日本企業がDXを推進できない限り、2025年には多大な経済損失が生まれるという、経産省のDXレポートに出てくる言葉です。
その2025年まであと3年を切った今、DXレポート執筆を牽引した経産省の和泉憲明さんにお話を聞くことができました。
個人的には、「IT人材が足りないというのは本当か?」という和泉さんの問いかけがとても印象に残りました。人材がいないからDXが進まないのは仕方がないと諦めるのではなく、給与の意義を捉え直したり、サイボウズの伴走サービスなど、外部のプロの力を借りながら、社内でDXを進める体制を構築するなど、色々と打ち手はあるのだなと。
デジタル化やDXに行き詰まる企業の皆さんに、ぜひお読みいただけると嬉しいです。皆さんの現場の困りごとやうまく行った例なども、ぜひ教えていただけると嬉しいです!個人的には「デジタル起点でビジネスを企画・推進できる人材」には、複数のレイヤーがありそうだなあと感じました。自分もその下のレイヤーではある「デジタル技術を使いこなせる人材」ではあるかなと思いますが(たぶん)、ビジネスを企画・推進できるかというと、自信がありません。このレイヤーを底上げすると、和泉さんのいう「変革」につながっていくのかなと思いました。
デジタル視点とかDXをやろうとか、手段の話が先行していると思っています。この激動で変化の激しい時代で、いかに会社経営をするのか、その時、アジリティが大事だと思っています。組織も業務遂行もアジリティ!そのためには、ある目標を定めて進めるプロジェクトベースな業務遂行ではなく、アジャイルに代表されるプロダクトベースな業務遂行に会社を変革するのが有効だと思っています。それを実現する上で、デジタル視点の戦略立案が重要であり、その結果、会社がDXされた!というのが、私の理解です。