[ワシントン 27日 ロイター] - 米航空宇宙局(NASA)高官は27日、ロシア側から独自の宇宙ステーションを建設・運用するまでは国際宇宙ステーション(ISS)からの離脱を望んでいないとする通知を受けたと明らかにした。

ロイターに対し、NASAとロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスとの関係は「通常通り」とした。

ロスコスモスのボリソフ新社長は26日、2024年以降にISS計画から離脱することを決めたとプーチン大統領に報告した。

ロスコスモスは27日、ロシア宇宙当局高官のインタビューをウェブサイトに掲載。同氏は、ロシアが計画する独自の宇宙ステーション「ROSS」が運用されるまでISSにとどまる必要があると指摘した。ROSSが軌道上で完成するのは28年の見通しという。