[21日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズは21日、運営しているソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「フェイスブック」のメインフィード画面刷新を進めていると明らかにした。利用者がフォローしている友人やグループなどからの投稿を見るよりも、新しいコンテンツを「発見」することを優先させる仕組みで、中国系動画投稿アプリのTikTok(ティックトック)に似たスタイルとなる。

メタ幹部らは最近数カ月、縦向きのフルスクリーン表示で短編動画を編集・投稿できる「リール」の拡充も急ぐ姿勢を表明しているが、これもティックトックが導入し多くの若い利用者を獲得したのと同様のサービスだ。

フェイスブックは今後、機械学習させたランキングシステム方式に基づき利用者に投稿コンテンツをおすすめするようにする。このための人工知能(AI)向け投資を行っているとした。

メインフィード画面には、利用者がフォローしていないがリールなどで人気を集めている投稿が次々に表示される「ホーム」タブと、従来通りフォローしている友人などからの投稿が大半を占める「フィード」タブの2種類が設けられる。

フェイスブックは2018年、友人や家族などからの投稿を充実させる計画を打ち出した。しかしこのところはティックトックの成長に脅威を感じ、アルゴリズムを駆使しておすすめコンテンツを提供する方向に急転換しつつある。