オラクル流マトリックス式トップタレント選抜法
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注目のコメント
谷口さんの12月の執行役員就任は心から嬉しいですが、連載としては最後に人事の受売り記事に終わったのが残念です。最初の回で指摘した通り谷口さんは3-5年前に執行役員に登用されていてもよく、現場の多くが首を傾げる落下傘役員がいるなかで、現状に滞留されている同様の人材がまだまだ多いはずです。またソリッド層が大切と言いながらもその層を遇する策がなく、多くが同社を去り、会社としての基礎体力が年々奪われていることが最大の問題でしょう。トップタレントフォーカスした明るい目くらましを演じる一方、会社としての体力低下にもきちんと目を向けて行くことにも期待します。同様のことは他の企業でも同じように横たわっていると思います。
昨今のグローバル人材マネジメント(日本以外のどの国でも言います)の考え方も2.0化してきていて、こうした伝統的な「将来の経営人材」を見つけ育てていくものも古くなってきて(それでは経営目標を達成できない)、「全てがタレント」の発想でグローバルもローカルも幹部も現場も、それぞれのタレントとしての価値観を踏まえ、その能力と魅力を最大化する議論が世界中で活発となっています。