[東京 15日 ロイター] - 中国電力の瀧本夏彦社長は15日の会見で、地元の同意が得られた島根原発2号機の再稼働の時期について「いつ再稼働かは何とも言えない」と述べるにとどめた。

地元の同意が得られたことは「ありがたいこと」としながらも、まだ審査や工事が残っており「着実に進めていく。頑張って1日も早く再稼働につなげたい」とした。岸田文雄首相は14日、今冬には最大で9基の原発稼働の方針を示した。9基がどの原発を指すかは明らかになっていないが、島根2号機は「9基の中には入っていない」との認識を示した。

同社では、今冬の需要に対する燃料調達はできているものの、昨冬のような急激な寒波がないとも言えないため「機動的に調達できる準備はしておかなければならない。あらゆるチャネルで事前に話をしていくことは大事」と述べた。