[14日 ロイター] - ロシアのルデンコ外務次官は14日、ウクライナが和平交渉を再開する用意があればロシアは前向きに対応するとした上で、ウクライナは「領土の現実」を受け入れなければならないと述べた。インタファクス通信が報じた。

同次官は、和平協定締結のためにはウクライナが「非同盟」「非核」の地位を受け入れるというロシア側の提案に対し、明確な返答をする必要があるとした。さらに、ロシアによるクリミア半島支配を認め、ウクライナ東部の親ロシア派勢力が統治する「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」を独立国家として承認するべきだとした。

和平交渉は紛争開始後数週間で両者の暫定的協議決裂して以来、停滞している。

同次官は、協議決裂の責任はウクライナにあるとし、西側諸国が「ウクライナ政府に交渉を禁じた」と述べた。