[パリ 7日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中央銀行総裁は7日、ユーロ圏債券スプレッド拡大抑制に向けた対策が軌道に乗ることを確信していると述べた。この対策にはドイツが難色を示している。

同総裁は仏経済紙レゼコーに対し「不当な分断化から守るために、効果的な手段を講じることに疑いはない。特定の国を支援したいという政治的問題ではない。金融政策が効果的であるためには、ユーロ圏の全ての経済主体に伝達される必要がある」と語った。

ECBへの出資比率が最大のドイツ連銀(中央銀行)は4日、先月のECB臨時会合で表明された域内債務国への新たな支援に関する条件を提示した。ドイツ連銀は臨時会合で支援に異議を唱えていたという。