[ロンドン 7日 ロイター] - 英住宅金融ハリファクスが7日発表した6月の国内住宅価格は前年比13%上昇し、2004年以来最大の上昇率となった。上昇率は5月の10.7%から加速した。ハリファクスは、物価高騰が家計を圧迫しているが高所得世帯には響いていないと指摘した。

前月比の上昇率も1.2%から1.8%に加速し、07年以来最大の上昇率を記録した。

ハリファックスのマネジングディレクター、ラッセル・ガレー氏は、生活費上昇の影響を最も受けているのは住宅購入の機会が相対的に少ない所得の低い層で、高所得層には新型コロナウイルスのパンデミック中の蓄えがあると説明し、今のところ不動産価格に生活費上昇の影響はあまり見られないと指摘した。