「原発と天然ガスは環境配慮の投資先」 欧州議会がEU提案承認
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
原子力と天然ガスを条件付きでグリーンな投資対象とみなすEUのタクソノミー案については、欧州議会の超党派のグループが否決しようとの動きが広がっていました。原子力は核のゴミの観点から、天然ガスは脱化石燃料の潮流に逆行するという理由でした。ロシアのウクライナ侵攻を経て、天然ガスを持続可能とみなせばロシアを利するとの意見も強まっていました。今回、欧州議会をかろうじて通過したことで、今後は加盟国が承認すれば2023年から施行される予定です。加盟国レベルでは、ドイツのように原子力に反対、天然ガスは賛成という国もあれば、フランスのように原子力に賛成し、天然ガスに反対する国もあります。EUも一枚岩ではありませんが、最終的には承認されることになるでしょう。最後の不確定要素としては、オーストリアやルクセンブルクは欧州司法裁判所に法的判断を委ねる方針を示していること。