海渡らぬ日本の若者 欧州「エラスムス世代」留学で鍛錬
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これ、なんだかひどく片手落ちというかミスリーディングな記事な気がします。海外に学ぶ(とくに学部レベルで)若者の割合が諸外国比で少ないからもっと増やそう、というのはたしかにそのとおりだと思いますが、アメリカの一流大学における日本人生徒の割合はいまや留学生中トップクラス。僕の頃はインターではない日本の高校を出て学部留学する人は数年にひとりだったのが、毎年一桁後半いるのです。ルートHをはじめとする支援環境も整っており、先輩の話を聞いてモチベーションを得る高校生が増えていると聞きます。よろこばしい限りです。
考えるべきは、彼ら彼女らが卒業したときに、日本で働きたいと思うかどうか。能力を育て、引き上げる体制が大切です。これが私が最も懸念している日本問題なのだ。海外留学だね。
高校から海外の大学で勉強に行ってもいいし、大学を終わってから、海外の大学院生とっして海外へ出ていくのもいい。
私たちの世界ではもっぱら「ポスドク」として海外、特に米国で2-3年を過ごした人達は多かった。
でもこの「ポスドク」はほとんどが2,3年で戻ってきていたのだね。私のようにそのまま米国に居ついた人もいた、特に私より先輩の方たちには何人かのそんな人たちががいた。
私のことは最近の約1か月にわたる読売新聞、平日朝刊でのシリーズ「時代の証言者 物言う科学者」<https://twitter.com/y_seniorwriters/status/1529915274664632320> を読んでみてください。
そしてここでピックした日経の「海を渡らぬ日本の若者」の記事。このグオーバル時代、何を考えているのか、この若者たちは、そして社会も、親も、家族も。この内向き加減は、ちょっとひどすぎる。なんでなのだろうね。
これが私の主要な懸念の一つなのです。先日は、自民党で科学研究も分野でもこのテーマを話をし、政府の方たちともお話しをしているのですが。、素晴らしい民間の取り組み。
むしろ民間のほうが良いかもしれない。
国がやると日本人の悪癖である「なんでも平等主義」なる嫉妬の構造に足を引っ張られて忖度の挙げ句資金の有効利用が難しいのでは。
もともと奨学金というのは「真に優秀な人材」に対して投資し支援して育てることが本文なのですから。
>「均質な日本の人材は高い社会の効率を実現した。変革と革新の時代の今、その良さを生かしながら、同時に突出した真の革新性を組み込んでいくべきだ」。イタリアに生まれ日本で学んだジュセッペ・ペッツォッティ京都工芸繊維大学副学長
皮肉なことに日本社会は「突出したもの」を潰しにかかるメンタルを感じるので、民間から財団立ち上げなどで動くやり方を私は支持したいですね。
ユニクロ(ファストリ)柳井社長の財団、笹川平和財団二続く民間支援に期待します。これぞノブリス・オブリージュ。