3年ぶり賃上げ率2%上回る 令和4年春闘
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注目のコメント
年収350万円で入った新卒が、年2%ずつ定期昇給して30年後に到達するのが約640万円です。定期昇給はもともと年3%程度あったはずで、それなら30年後は850万円です。前年比0.29ポイント増とはいえベア定昇込み2.07%ということは、ベアが無いどころか定昇も削られているというのが実態じゃないのかな・・・
年功序列終身雇用のシステムは、若年層の賃金を労働効率とくらべ少しずつ削って高齢者に厚めに貼り付けるシステムです。若者が多く高齢者が多い時代にこのシステムは、全体として人件費を下げる方向に働きました。ところが今は高齢者が多くなり、しかも65歳まで雇用が義務付けられました。だから企業は年功賃金カーブを平らに寝かせ、40歳代以上の昇給を極力抑える方向で人件費の抑制を図っています。そうした影響もこうした動きに反映されているように感じます。
いずれにしても、定昇部分はインフレをカバーするものではありません。インフレをカバーするのは賃金カーブそのものを引き上げるベアのみです。インフレ率は2%を超えていますから、実質賃金の下がり方は見掛け以上になっている。日本の賃金を上げるには、年功序列終身雇用を前提にした解雇規制と雇用保障を改めて、真の意味のJOB型雇用に切り替えるほかなさそうに思います。国税庁のHPによると、日本で働く人の平均年収は461万円です。賃金アップは2%とすると約9.2万円。社会保障料と税金も増えるので、実際の手取りはその7~8割程度の7万円ほど、つまり月額6000円弱の増額。
うーむ、電気代だけでも数千円値上がりしてるし、モノの値段も上がってるし感覚的にはインフレのキャッチアップはできないと思う。
他の識者のコメントにありますが、仮に4%の賃上げなら平均的な場合、大体月額12,000円の増額で、確かにそれならまぁ何とかという感じですかね。