[ロンドン 3日 ロイター] - テニス四大大会のウィンブルドン選手権で1998年以来の欠場となったロジャー・フェデラー(スイス)が3日、同大会をサプライズ訪問した。

ウィンブルドン優勝8回を誇るフェデラーはセンターコートの100周年記念式典に出席し、この日はスーツとネクタイの姿を見せた。

満員の観衆1万5000人に対して「このコートは私に大きな勝利と、大きな敗北をもたらした。もう一度、戻れることを願っている」と語り、大歓声を浴びた。

フェデラーは昨年の同大会準々決勝で敗れて以降、公式戦から遠ざかっており、膝の再手術を受けてリハビリに励んでいる。ただ、来月で41歳になるため、ウィンブルドンに復帰できるかどうかは分からないという。

フェデラーは「この場所が恋しかった。去年ここを去った時、これからタフな1年になると分かっていた。ただ、復帰にここまで時間がかかるとは思っていなかったかもしれない。膝が厳しい」と語った。