[香港 3日 ロイター] - 中国不動産開発会社の世茂集団は3日、表面利率4.75%の外貨建て社債について、同日期限を迎えた10億2000万ドルの元利金返済ができなかった。香港取引所に提出した書類で明らかにした。

世茂集団は「借り換えを巡る市場の不透明感」と「事業上と資金調達上の厳しい環境」を理由に挙げている。

中国の不動産開発業界では昨年、最大手の中国恒大集団のドル建て社債でデフォルト(債務不履行)が発生して以来、外貨建て社債のデフォルトが相次いでいる。

一方、世茂集団は、2件のシンジケートローンの過半数の債権者から支援する旨の通知を受けたと述べた。