USBメモリー紛失業者、30年以上の「ベンダー・ロックイン」
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注目のコメント
何でもかんでもベンダーロックインと叫んだ結果何が起こっているのか確認したことがあるのだろうか?
よく考えてほしい。これだけシステムがオープン化してる時代にロックインって何だ?銀行のメインフレームじゃないんだから。
実態はベンダー固有の技術に依存じゃなくて、(役所の職員が掌握を放棄した)現状システムの構成知識に依存だと思いますが。
極々最近の話。
ベンダーロックインを嫌ってネットワーク関係業務を毎回変えるとか業務を細かく分離して発注した結果何が起こったか。
・サービス用端末を設置する際にIPの払い出しをしているのが特定のベンダーなので、全業者がそのベンダーとやり取りしなければ何もできない。
・過去ケーブルの敷設をしたのがNTTで、役所は通信トラブル発生時にネットワーク機器導入ベンダーにクレームを付けたがネットワーク機器自体は何も問題は起こっていない。役所は「通信できない」、NTTは「断線してる根拠がないと対応しない」の一点張りで、結局は機器導入ベンダーがお金も貰ってもいないのに自治体の設備であるケーブルの断線状況のチェックに奔走して赤字を被る。本来は保守や調査の役務を発注して調査してリプレイスを発注する事が正しい。
などなど。
よく考えなくても、誰がやるべき仕事なのかって役所の担当者がやるべき仕事を全部放棄して外に丸投げしてるからみんな困ってる訳ですよ。
よくある、もう最初から自分の守備範囲じゃないって決めてる公務員あるあるです。
IPもケーブルも納品された役所の設備でしょ。自分達で管理しなくてどうするんでしょう?
ロックインされてて問題なものあるとは思いますよ。
でもその実態のほとんどは役所が把握すべきことを放棄した結果、そのベンダーしかわからないのでロックインに似た状況になってしまってるだけでしょう。
役所に限らず一般企業でも同じような状況かと思います。
そして誰かが思いつきで「ロックインはマズい!」と言い出して、突然別のベンダーに丸投げるんですが、上手く進まなくて発注側は「なぜできないんだー!」と怒鳴り散らす訳ですよ。
そりゃね、あんたが悪いのよとベンダーはみんな思いながら何とか進めて、よくある炎上のできあがりですね。
ロックインの問題を叫ぶ前にまず自分達のシステムを掌握しなさいよ。ロックイン回避はその後の話でしょと私は思いますけど。行政はデータレイアウト等の仕様書は書けませんので、ベンダーが作成することになります。その仕様書をもとに競争入札や見積合わせが行われますが、他業者が理解しずらい仕様書になっている業務も散見されます。
補足:2022-07-04 12:30
ベンダーが公平な仕様書を書かないと、公平な競争原理が働かないということです。見直し
入札条件にリプレイスについてもう少し具体的な期間なりが必要だろうなぁ。
引き渡したら永遠に保守してねってのは厳しいですしね。
システムの購入価格も前回と比較して安くといわれることが多いが労務費が上がっていたり、システム上のセキュリティ強化、対策も10年前とは大違い。
システムへのコストアップはやむなしであり、それによる必要工数を減らして労務費を削減して転嫁する必要はあるかもな。
ベンダーロックは発注担当者が楽をしたいと起こる現象なので、その発注元上層部はよくよくチェックしておかないとね。