[東京 1日 ロイター] - ウェザーニューズが大幅に続伸している。2023年5月期の連結営業利益が前期比10.2%増の32億円になりそうだと30日に発表し、手掛かりになっている。プライム市場で上昇率1位となっている。一時10%超上昇した。

モバイル・インターネット気象事業で、積極的な広告投資や自社コンテンツの充実などを通じ認知度の向上を図る。航海気象事業では、コロナ禍で落ち込んだ荷動きが改善し、需要の改善を見込む。売上高予想は同6.9%増の210億円。

市場では「猛暑が続く中でゲリラ豪雨発生への警戒も意識されている。今年はリオープンでイベントが復活している点も、アプリ利用者が引き続き増加するとの期待につながっているのではないか」(国内証券)との声が聞かれる。

22年5月期の営業利益は同18.8%増の29億円だった。アプリのダウンロード数が増加し、サブスクリプションサービス売り上げと広告収入が堅調に推移した。