サムスン、3ナノ半導体を量産 「世界初」、TSMCに先行
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3nmや5nmというのは単なる名称で、実際のトランジスタサイズや線幅ではありません。10年くらい前までは名称=線幅でしたが、微細化の限界を迎え、三次元的な構造とすることで高集積化が進んでいます。(平屋の長屋がマンションになるイメージ)
つまり、いまの名称は「もし、二次元的な構造だったら○nm相当」を示しているだけで、実際の物理的な寸法とは違っています。
それでも3nmノードの配線幅は最小で8nmですので、超微細構造であることは変わりませんが。
半導体の微細化は1/√2毎に世代が進みますので、5nmの次は3nmとなり、基本的に4nm世代はありません。
商業的な理由で、5nmの改善版を4nmと呼ぶことはあります。
サムスンは5nmの量産化に失敗して、歩留まりの悪さに苦しみました。重要顧客が複数離れてしまったので崖っぷちです。他社に先行して「3nm量産開始」とリリースしたのは、そうしないと離れた顧客や新規の顧客を引き寄せるのが難しいからだと思います。
半導体業界では王者は遅れて発表するのが常です。それはリスクを犯して早くリリースする必要がないからです。【追記】
井部さん:
> 3nmや5nmというのは単なる名称で、実際のトランジスタサイズや線幅ではありません。
なんと、そうなのですね。勉強になりました!
【追記終わり】
すげーーー。ってか3ナノって原子30個分。。。そろそろ物理的限界に近づいてきた。。。