[24日 ロイター] - 米ミシガン大学が24日発表した6月の消費者信頼感指数(確報値)は50.0と、速報値の50.2から下方修正され、過去最低を更新した。インフレ高進と景気後退(リセッション)に対する懸念が重しになり、予想の50.2も下回った。

現況指数は53.8と、速報値の55.4から下方修正。一方、期待指数は47.5と、46.8から上方修正された。

インフレ見通しはやや改善。1年先の期待インフレ率は5.3%と、5月からは横ばいだったものの、速報段階の5.4%から低下した。5年先の期待インフレ率は3.1%と、5月の3.0%からやや上昇したものの、速報段階の3.3%からは低下した。

特に5年先期待インフレ率が低下したことで、米国債利回りが低下。金利動向に敏感に反映しやすい2年債利回りは一時10ベーシスポイント(bp)低下した。

米連邦準備理事会(FRB)は14─15日の連邦公開市場委員会(FOMC)で75bpの利上げを決定。1994年以来27年ぶりの大幅利上げで、インフレ高進に積極的に対応する姿勢を示した。